2005.08.24

アグリベンチャー


お邪魔したのは上海百奥微繁殖物有限公司 土下信人さんです。
ここ浦東に農業特区があることを知っている人は少ないと思います。ここ上海で特区と言えば工業団地とか保税区を思い浮かべますが、農業も上海では一大産業です。この特区は総面積140ヘクタール、東京ドームの30コ分の広さに70軒の農家・・・。違いました。上海では農家とは言わないです。農業も事業ですから70の企業が入っています。外国企業は4社のみ、台湾企業が3社、そして、土下さんところが日系で1社です。

事業は観葉植物の苗を試験管で培養して、その苗を日本の農家に輸出しています。そこから、事業はスタートして、今では4号鉢の小さな観葉植物を商品としてホームセンター業界に輸出するところまできました。そして、今、企画しているのは雲南省でバラ、カーネーション、夏イチゴの栽培です。
後、中国で作物の特許と言われる種苗(しびょう)登録の代行業務もしておられます。最近ではオーストラリアのフロリジン社の「青いカーネーション」の申請と種苗登録を手伝っておられます。
種苗登録でがっちり抑えて、独占で量産する。僕の「知財なんて守る国ですか?」の質問に「ちょこちょこ、マネして作るのはどうでもいいんです。そんなのやらせておけば、問題はこっちの国営企業がロイヤリティを払わないで量産するのが問題なんです。ここはがっちり抑えればとってもいい事業になります。
特許から培養、量産、輸出、流通マーケティングまで・・・こりゃ農家じゃないよね。事業だよね。
そんな土下さんは僕と同じ50代。今年56歳のシニアベンチャーです。僕もがんばろ!

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