2005.11.23
地獄めぐり
ドリームゲートのエリアリーダーの池元さんと別府の旅館に泊まりました。和室におじさん二人というのはチト寂しいものがありましたが、(笑)でも、おいしい食事をして帰って、そのままバタンキューでしたから、誰と一緒でもかわらんのんですが・・・。朝はゆっくり起きて朝ごはんをよばれて、1時半の飛行機まで少し時間があるので「地獄めぐり」にやってきました。小さい頃に家族旅行で来た記憶があります。大阪から船できました。小学校の2~3年の時だったと思います。3つ上のおねいちゃんと二人とも船酔いしてしんどかったのを覚えています。高崎山のお猿さん、そして、地獄めぐり。子供心に本当の地獄みたいで怖かった記憶があります。さて、それから、43年、51歳の僕にとっての地獄めぐりはどうだったのでしょうか(笑)
海地獄、坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄・・・
日本人なら一度は訪れる地獄めぐりですが、ブランディングが最近面白いと思っている吉田には地獄をまぐるいろんな名前に反応してしまいました。「地獄」っていうイメージしやすいネーミングなんですが、サブブランドが面白い。地獄饅頭に血ノ池軟膏、蒸し寿司に地獄キャップに地獄Tシャツ、入浴剤のマグマオンセンとえんま君、近くには鬼山ホテル。そして、なぜか?極楽プリンもあったりして・・・。(笑)
地獄Tシャツには「毎日が地獄」とプリントしてあって大笑いしました。(笑)
この海地獄、坊主地獄・・などなどは個人経営らしいです。そして、各地獄オーナーは組合を作ってみんなで運営しておられるとのこと、その組合の名前が「別府地獄組合」、ほんと怖そうな組合です。(笑)
これを教えてくれたのが、今回地獄案内してくださった個人タクシーの吉野正也さんです。吉野さんは昭和4年生まれの御年76才。昭和30年代からタクシーに乗って、46年から個人さんでこの別府の町を観光や商用で訪れられた多くのお客様のお供をしてこられました。地獄の主というか、地獄の生き字引きさんでした。どこの地獄に行っても「こんにちは、今日は天気でよくていいね~」「おはよ。あれ、久しぶりだね~」誰もが吉野さんの友達のようです。昔は新婚旅行のお客様がいっぱいで今日は宮崎、明日は阿蘇、長崎へ博多へとご案内しておられたとのことでした。そう言えば新婚旅行に海外に行くようになったのは僕たち世代からです。あのワタベさんがJALパックと提携して海外ウェディングが始めたのが昭和51年です。それまで、新婚旅行といえば九州、別府に宮崎でした。
真ん中が吉野さんです。右はいつもの池元さん(笑)
アイロンがピシッとあたった黒のスラックスに手入れの行き届いた黒のローファーにベージュのベストの吉野さんは小柄な方ですが素敵なおじさまでした。僕もあんな風に年をとりたいものです。
みなさん、別府に行ったら、吉野タクシー、吉野正也さんをご指名下さい。電話は0977‐21‐4155です。無線番号121号、携帯は090‐8664‐1881です。
吉野さ~ん、宣伝したよ~~~(^_^)