2007.06.13

カブツアー

このカブツアー、説明するの難しいのです。
箇条書で
・個人投資家をバスに乗せて上場企業を訪問する
・バスの中ではアナリストが訪問する企業の内容や業界情報をレクチャー
・訪問先では社長やそれに順ずる役員が事業の内容、会社案内をレクチャー、
・それに対して、個人投資家が質疑。
・滞在時間は約1時間、午前に1社、午後に2社訪問。昼食は社内でお弁当
・ベンチャー企業、(株)トレンドライン、吉田社長が主催するツアーです。
どう?イメージできました。

株とは値上り、配当、株主優待などが投資の目的のように
思われていますが、実は株主としてその会社、事業に
参画することを意味しています。
社長、経営陣はプロ経営者として、
社員は事業の担い手として、銀行は資金提供者として、
得意先は、仕入先は、協力業者は、・・・
みな、その役割があります。
投資家も投資を通じてその会社の発展のお手伝いをしているのです。
その見返りが先ほど言った株主利益です。

まず、事業に参画するには
その会社を知らないといけないと思います。
事業の内容、方針、ビジョンなどを共有するのも大切ですが、
社長の人柄、社員の働きぶり、社内の雰囲気、
このようなこともその企業を理解するには知っておきたい、
知る機会があれば、知りたい情報だと思いませんか?

ネットトレードでマネーゲームもいいですが、
上がった下がったで一喜一憂するのはどうかな?
僕はあまり好みません。ビジネスとは人と人です。

僕は親父の代から株をしています。
親父が最初に建てた家はキリンビールで建ちました。(笑)
昭和37年です。
60坪の郊外の建売住宅が当時250万だったらしいです。(笑)

親父に聞いた話です。「お父さんがラジオを聞いてたら、
エンタツ、アチャコが動物の鳴き声のネタをしてたんや。
アチャコがエンタツにネコはどう鳴くって聞いたら、
エンタツはニャニャって、ブタはと聞くと、ブウブウ。
オチはキリンで、キリンはどう鳴くって聞いたら、
エンタツがビールビールと言うた。(笑)
他にもビール会社はあったけど、
お父さんはビールはキリンが勝つと思って、
翌日キリンの株を買ったんや、
そしたら、それが分割、値上り・・・
そんで、この家が建ったんやで、
だから、お父さんはキリンビールしか飲まんのや、
マー君も大きくなったらビールはキリンや、ご恩を忘れたらアカン」
その家は阪急沿線で、親父は死ぬまで阪急とキリンの株を持っていました。
僕の建てた家も阪急不動産、ビールはキリンです。

企業のファンになって、
長期で株を持ってくれる
個人株主を大切にする時代だと思います。
そして、そんな株主を増やしたい!そんなカブツアーでした。

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