2009.03.28
ATARIMAEシンポジューム2009
ATARIMAEプロジェクトの年次活動報告を兼ねたシンポジュームで
パネルディスカッションのコーディネートをさせてもらいました。
パネラーはATARIMAEプロジェクトのアートディレクターを担っていただいている
映像作家の丹下紘希さん、
全盲の精神科医 守田稔さん、
障害者の働くをご支援されている横浜中部就労支援センターの
センター長 西岡秀樹さん、
障害者と共に働く、農業法人京丸園(株)の鈴木緑さん、
コーディネイターは僕とATARIMAEプロジェクトの
チーフプロデュサーの大塚さんの二人でした。
90分のパネルで5つのテーマをディスカッションしました。
最初はなぜ、働くのか?働く意味ですよね。
お金の為っていうか、生活の為なんですが、それだけではないですよね。
では、働くことの本質は何なのか?
二つ目は自分に負けそうになった時?どうしますか?
世の中、他者との競争のように見えますが、実は自分と戦ってるんですよね。
三つ目は仕事をする上で大切にしていること。
継続とか、笑顔とか、なるほどって答えがでてきました。
4つ目は自分をどうやって受入れてきたか?
自分を受容できない人に他人は受容できないですよね。
守田さんは自分の障害を受入れて、今、があります。
健常な人でも同じです。っていうか、この健常と障害の境目・・・
実はないんですよね。グラデーションなんだと思います。
丹下さんが「自分と他者の境がわからない」って言っていました。
興味深い話です。
大好きな人は他者ではなくて、自分により近くなる。
お気に入りのマグカップも気が付いたら、自分の一部になっている。
いろんな人を、いろんなことを、いろんなものを、愛することで
自分が拡張するって話でした。
楽しかったです。
みなさん、ありがとうございました。