2010.07.31
相国寺とアーモスト館とヴォーリズ
今日のジョギングですが、相国寺に行ってみようって思いました。
間之町口から御所に入って、今出川御門から出て、
そのまままっすぐ、同志社と同志社女子の間の道を
突き当たると相国寺です。
この道、学生の時は勝手に「同志社道」って呼んでました。
ここに車を停めて「どこ行く?」なんてたむろしてました。(笑)
相国寺派の寺院は、
あの有名は金閣寺・銀閣寺もそうなんです。
禅宗という宗派はありませんが、
臨済宗の禅寺です。
塔頭(たっちゅう)ってわかりましか?
あの南禅寺にもたくさんの塔頭があります。
大きなお寺の中に小さなお寺が
入ってるって感じです。
塔頭っていうのは禅寺で、
亡くなった祖師を慕って、
祖師のお墓の近くや寺の敷地に小さな庵や院
(またのその弟子)を塔頭と呼びます。
相国寺には本山相国寺をはじめ、13の塔頭寺院があり、
その一つ瑞春院は水上勉の代表作「雁の寺」の舞台になったお寺です。
瑞春院にはその小説のモチーフになった上田萬秋の「雁の絵」があります。
プチ解説でした。
おまけに
この同志社道に面して「アーモスト館」という建物があります。
僕たちの時代には学生寮でしたが、
留学生や学業優秀な人しか入れませんでした。当然、僕は無理。(笑)
今は海外からの研究員の教育・研究のための長期滞在用の
施設として使用されています。
もう一つおまけ
ウィリアム・メレル・ヴォーリズです。 アメリカ生まれの建築家で、 後のの近江兄弟社(現メンターム)の 創立者の一人で、プロテスタントの伝道師で、 讃美歌などの作詞作曲を手がける 音楽家でもありました。
1人4役。
京都滋賀を中心にたくさんの作品が
今も残っています。