2023.09.04

【大阪谷町】9月1日(金)「防災・BCP研修会」レポート

「katanaオフィス大阪谷町」を運営している浪速産業株式会社はBCPに積極的に取り組みをしています。
今年は関東大震災から100年ということで様々なメディアで防災特集が組まれていますが、
9月1日(金)防災の日に私も「防災・BCP研修会」に参加し学んできました。

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◆「防災」と「BCP」の違いって何?
  「防災」人命を守り、建物や町などの資産を守って被害を軽減することを目的とします。
  「BCP」残った資産・資源で重要業務を継続することが目的で、
      社会経済活動の維持、自社の存続、雇用継続の為の業務手順や準備、訓練計画書を策定します。 

  ★地球温暖化、資材燃料の高騰、インターネットウィルス、戦争・紛争、政策・税制変更等
   予測不能な巨大化する災害に、重要性が高まる一方困難さも高まっています。
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◆BCPの認証「事業継続力強化計画」のメリットって何?
  BCPには「レジリエンス認証」もありますが難易度が高いため、申請数が多い「事業継続力強化計画」がお勧めです。
  認証を取るとメリットがたくさん!
   ・中小企業庁HPへ公表&認定ロゴマークの使用か可能
   ・対象の防災・減災設備の税制優遇
   ・補助金が優先的に採択(ものづくり補助金等)
   ・信用保証枠の拡大、日本政策金融公庫の低利融資等金融支援
    ▶「事業継続力強化計画」手引き
  ★電子申請ができるようになり書き易くなりました。
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◆災害等のリスク分析
  自分たちの住まい|会社|営業所|取引先の場所のリスク判定をやってみましょう。
  〇キキクル(気象庁)
  〇重ねるハザードマップ(国土交通省)
  〇地震ハザードマップ(j-shis)
  〇南海トラフ地震の被害想定(朝日新聞)
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◆非常食とトイレの知識
【非常食】
 5年や10年と言った長期保管が可能な缶詰はお高いので、
  日常生活に防災食を加えてローリングストックしていくのがお勧めです。
 備蓄品として「水」を備えている家庭は多いですが、
 2Lボトルでストックしている方が多いのではないでしょうか(かくいう私も同じです。)
 先生いわく、「持ち運びや詰め替えが楽、飲み易い、他の人に分けてあがられる」ことから、
 2Lより500mlペットボトル×複数本ストックをお勧めされました。なるほどですね。

【トイレ】
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 下水が詰まると逆流するため、災害時は汚物を流さず袋に詰めて処理していきます。

 〇準備:トイレ(段ボールなどでも代用可)
     ビニール袋(透明と黒色)
     テープ
     凝固剤(尿はペット用シート、おむつ、生理用品が使えます)
     手指消毒用アルコール
 〇利用方法  ①便座を上げて「透明」のビニールを広げ端を便器にテープでしっかり留めます。
        ②黒色のビニールを①の上に広げ便座を下ろします。
        ③用を足します。
        ④汚物に凝固剤を振りかけます。
        ⑤②の黒ビニールをそっと取り出し空気を抜きながら口を結びます。(①はそのまま使います)
        ⑥凝固剤が固まるよう優しく上下に振ります。
        ⑦指定の袋に捨てます。
        ⑧手指アルコールで手を洗浄します。
        以降、トイレの利用者は②からを繰り返します。

大災害は決して起きて欲しくはありませんが、出来る準備は最大限しておくにこしたことはありません。
浪速産業株式会社では自社ビル、テナント様、katanaオフィス会員様、
ひいては地域防災力・レジリエンス(回復力)向上に貢献することを社会的使命と考えBCPに取り組んでいます。
また、防災訓練、避難訓練、救急救命などにも力を入れ定期的に研修を行っていますので、
皆様もぜひ次回はご参加下さいませ。

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